サード・プレイスとしての銭湯

サウナのことを好きになってからというもの、銭湯へ行くことが多くなった。

主な目的はサウナに入ることではあるものの、銭湯という場所自体がいいなと思い始めている。

社会学の用語で「サード・プレイス」というものがある。

家でも職場でもない居心地のよい場所のことで、Wikipediaを読むとサード・プレイスの特徴は以下のとおり書かれている。

  • 無料あるいは安い
  • 食事や飲料が提供されている
  • アクセスがしやすい、歩いていけるような場所
  • 習慣的に集まってくる
  • フレンドリーで心地良い
  • 古い友人も新しい友人も見つかるようなところ

サード・プレイス - Wikipedia

 

サード・プレイスの特徴からして銭湯は見事に合致しているなと驚いてしまう。そうそう、これこれ。銭湯は心地よい場所だ。

サウナを求めて行っていたけど、こういったサード・プレイス的な良さを銭湯に感じていたなと思う。銭湯は「ちょうどいいな」と感じることが多くて、それが好きだ。

 

サウナがメインの施設もそりゃ好きだけど、そういう施設は繁華街にあることが多くて、設備やサービスが充実していることが魅力としてあって、非日常の楽しみが大きいように思う。

一方で銭湯は住宅街の中にあって生活と地続きな存在だという実感を持っている。設備やサービスはもちろん良し悪しあるものの、それよりもその場所にあって気軽に行けることに良さがあると思う。

 

ちょっと前に銭湯で働いている方に業界の話を雑談的に聞かせてもらう機会があった。その方曰く「初期費用がかかりすぎるので新しく始めるのは難しいし、つぶれる銭湯の後継者を募集している情報もうまく集約されていない、土地を売ってマンション建てた方が儲かったりもする」とのことらしい。厳しい。

銭湯を好きになるほど、なくなってしまうのは本当に困るし寂しいと思うので何とかならんのかと思うばかりだ。

 

【メモ】千野帽子×千葉雅也 『物語は人生を救うのか』刊行記念トークイベント

20190531

千野帽子×千葉雅也 『物語は人生を救うのか』刊行記念トークイベント

のメモです。

 

自己アイロニー、自分ツッコミしがちなふたり。

虚構と嘘はちがうが肝。騙す意図があるのかどうか。
虚構って言った方がカッコいいから誤用されがち。フィクションは嘘のロジックに回収されがち。

最近は支持されやすい方に流されるようになっている。悪いことが起きそうだから封じるとかそういう流れがある。
表現を表現自体として大切にすること。
文化表象がコミュニケーションの手段に回収されてしまっている。道具的なものとして扱われてしまう。ただそれ自体としてあることが損なわれがち。

日常は道具的になるのはそりゃそうなんだけど。芸術はその先。芸術としての芸術。道具的な見方はどういう効果を与えるかだけで評価されてしまう。
必要なことの連鎖で日常ができている。
それを遊離するようなものがなくなっていく。文化としての文化。90年代まではあった。
コミュニケーションのためにやる。文化としてやる。

俗世と自分の問題。社会の中の文学論。ストーリーを作ってくる。ノンフィクションがフィクションに近づいていくことに警戒している。現実を物語的に粉飾している。

物語批判的な態度。
完全なる無意味なものを認めない。因果関係を見出そうとする。出来事には無意味や偶然の成分を見ないようにしたい。
無意味。偶然性のきらめき。
物語を求める。こうしたからああなった。
物語と偶然性の二重性。
必然性で物事を捉えてるときの方がつらくなってること多い。
たまたま起こってしまったことが決定的に自分に作用してしまう。
因果関係をつないでほっとした経験。
物語を作っては破壊する、精神分析

自分を被害者ポジション、加害者を敵に置く危険性。それやると回復できなくなる。被害体験を物語的にとらえるからそうなる。
物語の享楽。意味を繰り返して反芻する危険性。
物語と戯れつつ絶対化しないこと。閉じた物語に全員参加はナショナリズム
Twitterは共感の作法になってしまった。
芸術をコミュニケーションの場にお招きするみたいなのがいい形。
システムの問題だととらえることで気づいた。人と人の関係がシステムとして働くことで起きてしまっているという理解。

家で製麺やったときのあれこれ

 製麺はやろうと思ってたんですよね。

きっかけとしては自家製燻製やったことですね。ちょうど一年くらい前に燻製器買って家で手軽に燻製できる面白さに気づいたんですよ。こう、燻製って居酒屋とか外で食べるもののイメージがあって、自分で作るのは難しいかなと思ってたんですよ。でも、やってみると思いのほかうまく簡単にできる。むしろ出来たての風味がダイレクトに感じられて美味い。なんでもやってみるもんだなと。

ハードル高く感じてたけど自分でやれないこともない料理は娯楽として面白いなと感じるようになりました。娯楽としての料理は、作る過程楽しめるし、完成物も美味いし、達成感あるし、やりこみ要素は多いしで遊びとして深さがあっていいと思うんですよね。

製麺やってみたきっかけとしては、大学時代にラーメン屋巡りをがっつりとやってて、ラーメンなら任せろって感じだったのもありますね。今はラーメンだけでなく美味いものもっと全般的に、スパイスカレー巡りが特に楽しい感じです。

まあとにかく数多く色んなラーメン食べてくると、ここの店はスープがめちゃくちゃ美味いのに麺がごわごわで惜しい。このスープには細麺の方が絶対に合うだろ、とか出過ぎた感想を持つようになるんですよね。俺が監督なったら阪神もっと勝てるのによ、的なアレですね。無責任に思いつきを口にするの楽しいんでええんですけど。

作ったこともないのに、俺ならもっとうまく作れるぜ的な感想を持つのはどうなんだ、とかそういう思いもまあありますよね。そんなことは思いつつもラーメン屋は星の数ほどあるので、色んなお店のラーメンを味わっていくだけで楽しくやってけるんですけどね。俺たちは差異を楽しむ消費社会に生きている。

まあとにかく、燻製の次に何作ろうと考えると「ラーメン」ということにしました。ラーメンはスープと麺とトッピングで構成されてる。トッピングは燻製チャーシューとか作ればいい感じのができる。ここはもう武器がある。

スープはちょっと前にやってみたことがあって、寸胴鍋買って鶏がらを5時間くらい煮つづけたことはあったんですけど、映画みながらやってたら水を足し忘れててからっからになるというミスをやってしまったんですよね。ああ、ふがいない。まあでもやり方はわかったのでよかった。映画も面白かったのでよかった。

スープの次は製麺だということでメルカリで製麺機を。パスタマシンが3000円くらいで買えました。普通に買う半額くらいでした。試しに買ってみるのハードルを下げてくれたメルカリに感謝。製麺機には生地を伸ばす機能と麺として細かく切る機能の2つがついてます。製麵機買ったのが1月くらいで、買ったことでそこそこの満足感があったので放置。積ん読ならぬ、積み製麺機。やりたくなったときにやればいいやと気長に寝かせてました。

そして5月になって外に出かける気分でもないけど、家で動画みたり本読むのも違うな。いつもとは違うことをしたい、という気持ちになったので満を持して製麺することに。強力粉と薄力粉を買ってきました。ちょっとブランドの小麦粉でも小麦粉は安い。春よ恋を買いました。生地の作り方は基本的に粉と水を混ぜていくだけでとてもシンプル。水の比率をどうするのか加水率の調整とか、粉の種類とか、水の質だとかこの時点で色々な変数があるのでこだわり出すとここに注意するんだろなとか思いましたけど、とりあえず本のレシピ通りにお試しでやります。

生地をデカめのボウルに入れて混ぜる工程です。この情報に溢れた時代に粉と水を手で混ぜることに没頭するの、禅的な精神が涵養される気がしますね。こねるだけ、まんべんなくこねるだけ。目の前のかたまりに集中すればいいだけの時間、これはとても贅沢なのではないか、とか適当なことを思いながら混ぜました。『社会を生き抜くためには生地をこねなさい。』内容のない自己啓発系ビジネス書として税込1620円で売りたい。

混ぜが終わると踏みに入ります。うどん作るときにやるやつです。夕方のニュースのほのぼのしたコーナーとかで紹介されがちなやつです。なんかちょっとテンション上がりました。もしここで食べ物は踏んではいけないという信心を持ってる人は生地づくりのときにこれ出来ないな。隠れキリシタンが踏絵を踏まされたとき、あれはどうだったんだろう、踏まないと殺されるなら踏むよな、とか適当なことを考えながら踏みます。コシのある麺にするためには食べ物を踏むことも必要悪だったのだ。生地の感触が柔らかくて足が楽しかったです。この後、生地を30分くらい寝かせました。

生地寝かせの後は生地伸ばしです。やっと製麺機の出番。生地を6分割くらいにして木の棒で平たく伸ばす。平たく伸ばした生地を製麺機に通して更に伸ばす。製麺機にどれだけ薄く伸ばすのか決める設定が6段階くらいあるので1番厚い設定にして生地を通す。より薄くなる設定に変えてはまた通す。これを続けることで麺にコシが出てくるらしい。でもこれがなかなかの力仕事でそこそこ大変。生地がなかなか製麺機に通りにくいとハンドル回すのに力がいる。次の日に腕筋肉痛なったわ。製麺は筋トレにもなる。この工程は筋トレオタクに頼みたい。

伸ばしが終われば薄くビロビロになった生地を切っていきます。やっときたぜこの工程。製麺と言われてイメージするのここでしょ。麺としての命を吹き込む醍醐味。僕の買った製麺機は太麺と細麺の2つ設定できたので両方作っていきました。切るのはそんなに力使わなくて単純に楽しい。ちょっと前までは粉と水だったのに、こんな立派な姿に、お父さんは嬉しいよ。

完成したので茹でます。2日くらい寝かせると食べごろと本に書いてましたけど、作ったらすぐ食べたいんですぐ食べます。細麺は3分、太麺は5分くらいでいい感じ。茹で上がると本当にちゅるちゅるの麺が出てくるのでにやけますね。ざっくりとしたやり方でもそれっぽいの出来るのか。作ってた鶏ガラスープと昆布だしと醤油でスープ調合。燻製ソーセージと焼きネギと味玉のっけてラーメンに。食べてみると麺がマジで美味い、誇張でも何でもなく有名店に負けないレベルの美味い麺ができてしまう。のどごしがめちゃくちゃに良くて、小麦の風味がたまらない。それなりに手間がかかるけど、ここまでの見返りあるならそれまでの工程はそりゃ仕方ないなと思わせてくれる。自家製麺はいいぞおじさんになってしまうな。

まあスープは思ったよりもパッとしないとういかそれなりには美味いけどパンチが足りない感じがしたのでまた今度やってみたい。次の日に冷やし中華作ってみたんですけどこれは市販のゴマだれと醤油と酢を混ぜてタレ作ったのでタレも麺も抜群に美味くて最高でしたね。やはり1日寝かしたからなのか麺のコシが昨日の出来立てよりも出ていて自家製麵の楽しさにやられましたね。次の日はもっとおいしくなっているとか実家で食べるカレーと同じだ。そういえばカレーで使うようなスパイスを麺に練り込んだりもしてみたいですね。変わりものをガンガン作れることこそ家で作る醍醐味。またやろう。

 以下、参考にしたものです。

・本

2001年発売とはもう結構前だなって感じですが、色あせることなく役立ちました。

パスタマシンで麺道楽―うどん、中華麺、韓国風冷麺、もちろんパスタ!

パスタマシンで麺道楽―うどん、中華麺、韓国風冷麺、もちろんパスタ!

 

 

・web記事

自家製麵といえば、玉置さんです。ちょうど最近パスタマシンで自家製麵する記事が上がっててタイムリーでした。みんなのごはんの記事、とても好きですね。

r.gnavi.co.jp

 

こっちの記事はもうちょい前になりますが、僕が最初に「製麺 家 やり方」とかで調べてたときに見つけて読んで高まったやつです。ちゃんとした製麺機は機械の美しさがありますね。それどこもいい記事多くて好きですね。

srdk.rakuten.jp

 鶏ガラスープ干上がらせたときのツイートも置いておきます。こうならぬようにお気を付けください。。今回はこれのリベンジも果たせましたね。

以上です。

ショップカード、集めてますか?

集めてませんか、そうですか。


レジの横とかに置いてある名刺みたいなやつですよ?
みたことはある、そうですか。
とってみたこともある、おお、そうですか。
家にかえるとすててしまう、ああ、そうですか。


ショップカードそこそこ集まったのでみてほしいと言ったら?
どっちでもいい、そうですか。
みてやってもいい、そうですか。
みたくはない、そうですか。


ショップカードを集めたいと思うまでかえさないと言ったら?

かえりますか、そうですか。
それは、僕でも、かえります。

 


まあ、みてやってくださいよ。

 

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上 シュークリームうまい。

中 こじんまりとしたギャラリー。

下 デニッシュうまい。

 

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上 うまいうどん。ちく天もうまい。

中 果実酒いろいろある。吟醸梅酒とプレミアムジンジャーはいつも家にある。

下 健康的な定食うまい。

 

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上 ボリューミーな定食うまい。せんべろもできる。

中 やきとりうまい。ユッケうまい。

下 豚肉をお洒落に焼いたやつうまい。

 

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上 かわいい猫たちかわいい。

中 魚介豚骨の最高峰うますぎる。

下 おむすび定食やさしい。

 

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上 オープン当時からよく行くぼっこ志うまい。

中 限定麺のクオリティすごい。

下 コンパクトいいサウナ。ととのいイスあればさらによし。

 

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上 お洒落な肉まん。

中 すげえうまいジェラート。ピスタチオうまい。店主からシチリア島の話を聞いてたのに途中で見るからにパパ活中のひとたちがやってきてそっちが気になった。

下 カレーパン焼きよりも揚げ好き。

 

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上 お洒落めずらしいラーメン。

中 うまいクリームパン。

下 月曜はハンバーグやすい。

 

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上 クラフトビール。唐揚げとにかくうまい。

中 納豆専門店。すげえうまい。

下 いろんな味と食感おもしろい担々麺。

 

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上 お米専門店。お米もコメッシングもうまい。

中 本格的なパスタうまい。名前はもっとお洒落にしろ。

下 エビチリうまい。

 

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上 ボリュームすごいトンテキ。お昼にはおおすぎる。

中 スパイスの品ぞろえすごい。カレーもうまい。

下 水牛マルゲリータうまい。

 

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上 唐揚げ定食うまい。カウンター席はにおいがつくのでアカン。

中 濃厚チョコうまい。

下 うな丼サイコー。焼き加減サイコー。

 

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上 カレーもおかずもすげえうまい。

中 うどんうまい。ハムカツうまい。

下 もつ鍋定食うまい。

 

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上 サウナサイコー。生姜焼き定食うますぎる。

中 ガチのとんかつ。脂の甘さたまらんやつ。

下 自然なあまさのクリームパンうまい。

 

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上 ボドゲたのしい。コーヒーもうまい。

中 甘酸っぱいフルーツソースがかかったタルトうまい。

下 唐揚げうまい。

 

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上 うまいスパイスカレー。もっとスパイス感あるとなおよし。

中 しびれがすごい本格派でうまい。

下 肉うまい。

 

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上 お洒落で独創的でとてもうまいケーキ。

中 ほうじ茶とコーヒーを混ぜたのうまい。

下 お得でうまい魚。

 

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上 いろいろ果実酒おいてる。吟醸梅酒とプレミアムジンジャーを切らすな。

中 ウイスキーいろいろ。量り売りありがたい。

下 うまいピッツア。

 

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上 テカテカした茶色い平皿買った。

中 すぶたうまい。町中華サイコー。

下 火金の昼カレーうまい。

 

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上 ヘルシー居酒屋ランチうまい。

中 うどんうまい。とり天うまい。

下 すげえうまいイタリアン。

 

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上 あんかけチャーハンうまい。町中華サイコー。

中 ドリアうまい。

下 もつ煮込み定食すげえうまい。

 

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ショップカードを集めたいと思うまでかえさないと言ったら?

かえりますか、そうですか。
それは、僕でも、かえります。

 

1~60, 2018.11~2019.4

ポテサラ大を買ってしまった(解決編)

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ポテサラ大を買ってしまう。

ポテサラ大を食べきりたい。

ポテサラ大にはポテンシャルがある。

 

1.そのまま

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ポテサラ大はありのまま。

 

2. 七味ガラムマサラ

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ポテサラ大には和風な辛さを加えたい。

 

3. 五香粉

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ポテサラ大には中華が足りていない。

 

3. レモスコ

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ポテサラ大は酸味も辛みも諦めない。

 

4. ノリクロ

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ポテサラ大は黒くなりたい。

 

5. カオマンガイのたれ

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ポテサラ大は東南アジアに憧れる。

 

6. おわり

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ポテサラ大は一夜にして食べられる。

ポテサラ大はたまに買いたくなる。

ポテサラ大はスーパーによくいる。

ポテサラ大は変わることができる。

ポテサラ大を買っても後悔しない。

 

anond.hatelabo.jp

 

 

 

 

名古屋栄のサウナカルチャー発信地「Sauna Lab(サウナラボ)」でサウナー8人集まって貸切サウナ、最高でした。

 

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はじまりはこのツイート。

 

サウナラボ行ってみたさが高まり、つぶやいてみたところ、なんやかんやで最終的には8人も集まる。これはすごいぞと歓喜。いや、流石に集まりすぎやろ…。3人集まればOKだったのにサウナラボの求心力はすごいぜ…。サウナラボ、男性は3人以上の貸切プライベートサウナじゃないと入れないんすよ(2019年2月現在)。なのでサウナラボへ行くには人が集まる必要があります。

そうして1月はじめに8人で17時-19時の枠で予約。予約は月初めに1ヶ月後の日程が解放されるようです。無事予約できてよかったです。ちなみに貸切の上限人数は10人です。8人はかなり大人数の部類ですね。
 
 
そして約束の2月16日土曜17時のサウナラボ。エレベーターで8Fへ。扉が開いた瞬間からお洒落空間すぎて圧倒されました……。これはすげえわ…と呆然としながら優しげな店員さんに連れられ奥のロッカーへ。
 

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お洒落なフロント。スゲー。

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トイレへの案内がイケてる…!
8人もいるのに誰一人遅刻しておらず、先についていた方はもうロッカーで着替えていました。なんてスムーズなんだ。サウナラボで過ごす時間を少しでも逃したくないという強い意思がみえますね。サウナーの行動規範はシンプルですね。
ロッカーで軽めの挨拶をしつつ、着替えてサウナパンツ代わりのお洒落な布を下半身に巻き、ポンチョを着ていざプライベートサウナ室へ。タオルとスマホを持っていきました。貸切なので写真もOKです。
 
ドアを開けるとサウナ室とアイスサウナ室とリラックスルーム。めちゃくちゃにお洒落だ……。すごい綺麗だ……。もうここはフィンランドなのでは……。随所にこだわりとホスピタリティが感じられる素晴らしい空間した。マジで凄い。コンセプトを具現化する純度が高すぎる。サウナに対する深い洞察と愛がビシビシ感じられますね。サウナ前なのに既にかなり感動しました。
 
サウナ室の前でお店の方に集合写真を撮ってもらい、お待ちかねのサウナ室へ。まだまだマイルドな温度です。これからロウリュしてつくり上げていくやつですね。わかります。サウナ中央のサウナストーンに対して左右に4人ずつ座ります。
 

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静寂かつ照明もいい感じ。
8人でぴったりくらいのサイズ感でした。座ってみると木のぬくもりが感じられるすべすべの肌ざわりで最高。8人が座って一息ついたところでひとりずつ「サウナストーンに水をかけながら自己紹介をする」という謎の流れに

 

サウナー「はじめまして、〇〇といいます。」(ここで水をかける)

サウナストーン「ジュ、ジュワァァ〜!」

サウナー「今日はよろしくお願いします。」

サウナストーン「ジュワァァ〜〜!」

(これが8回くりかえされる) 

 

これ、なかなかにシュールな光景でしたけど超楽しかったですね。これからのサウナー達の公式挨拶、ここに誕生ですね。その名を「ロウリュブレイク」とでも名付けましょう。ロウリュしながらのアイスブレイクということで。この「ロウリュブレイク」をちょっといい感じに言うと、サウナストーンの音に耳をすませて心地よい気分になりながら人の話を聞くという「サウナとの対話」と「人との対話」が同時に成立している奇跡の瞬間。って感じですね。文化ってこうして生まれるんですね…。楽しいやつであることは間違いないので、みなさんぜひ機会あればやってみてくださいませ。

そして8人全員の挨拶が巡り、引き続き2セット目へ。お次は「好きなサウナ」トークテーマにしてロウリュブレイクキメました。ここではフィンランドサウナ経験者かつフィンランドサウナアンバサダーの方が2名もいることがわかり驚きました。僕はまだフィンランド行ったことないので羨ましいです…。本場のサウナ、やっぱ夢ありますね。いいなあ、行きたいなあ…。

 

公衆サウナの国フィンランド: 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス

公衆サウナの国フィンランド: 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス

 

 

ちなみに僕が好きなサウナとして挙げたのは「ヘルシー温泉桜川と「ヘルシー温泉タテバ」の同グループの両施設です。どちらも近いし、この2施設合わせることで24時間オープンを実現してます。桜川は早朝からお昼も開いてる。タテバは深夜もガッツリ開いてる。夕方からの0時まではどちらも開いてるのでありがたいです。大阪のなんばにある銭湯サウナなんですけど、アツアツのサウナと100cm近い深めのキンキンに冷えた水風呂(14℃くらいかと思います)があってハード系の素晴らしいサウナです。東京のサウナで喩えると上野の北欧に近いですね。サウナ以外も充実してて、シャワーの水圧強め、これまた強めのジェットバス、露天風呂、打たせ湯、炭酸泉。タテバの方には電気風呂やエアロビバスとかいうぶら下がり健康器具が浴槽の上に設置された謎のエンタメ風呂もあります。銭湯サウナの最高峰だと思うので、なんばの方に来るときにはぜひよろしくお願いします。 

 

さて、話題をサウナラボに戻しましょう。ちなみにロウリュブレイク、ひとりがかける水の量はあまり多くなり過ぎないように注意しましょう。僕たちは8人もいたので2セット終わるころには温度湿度ともかなり上がってきてグッドなコンディションでした。マイルドなサウナかなと勝手に思ってたんですが、ロウリュすればしっかり温度上がるようになってるのいいですね。

身体が温まってきたのでサウナ室を出ます。ちゃんと汗を流していざ水風呂へ…!と行きたいところなんですが、サウナラボには水風呂がないんですよ。そしてドシーのようなシャワーもない(更衣室にはありますがサウナ室後の導線上にはない)。でも、サウナラボにはアイスサウナがある。アイスサウナ、簡単に言うと極寒冷凍室です。身体を一気に冷やしてくれます。爽快感あって気持ちいいんですけど、慣れないのでなんか不思議な感覚でした。カラダが水風呂を覚えているからでしょうね。アイスサウナ前か後かのどちらかで水で濡らしたタオルで汗を拭く手順を入れると更に良いかと思いました。

 

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キンキンのアイスサウナ。中には毛皮が飾られてました。

アイスサウナ後は休憩。リラックスルームが広々空間。8人だとちょっと手狭になるかなと想定してましたが全然いけましたね。人にとってサウナに入る時間の長さが違ってくるので8人同時に休憩とかじゃなければ余裕です。お洒落なチェアとハンモックでのびのびとくつろげます。

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ハンモックでととのう

 

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ヴィヒタがいっぱい

 

フロントではお酒や食べ物が注文できます。ホットワインやサーモンのスープなど、色んなメニューありました。僕はフィンランドのビール、ラピンクルタをいただきました。キレが第一の日本のビールとは違って、爽やかで優しい苦みがあるライトなビールだと思います。美味しいです。スカイスパYOKOHAMAでもサウナストーン製のどっしりとしたグラスで飲めますね。サウナラボでは瓶から直接飲むスタイルです。ここで嬉しいのがサウナの途中で飲酒できる本場スタイルを体験できることですね。日本だとサウナの途中で酒を飲むのはNGですが、フィンランドでは休憩中にお酒飲むのは普通のことらしいですね。サウナで血の巡りがよくなっているのでアルコールが回りすぎないように注意しつつ、ラピンクルタを飲みます。サウナ後のビールがこの世で一番美味いと思ってましたが、サウナ中のビールもこの世で一番美味いですね。はー、たまらん…。

 

他にもサービスでナッツやドライいちじくなどが置いてあったのが嬉しかったですね。ドライいちじくが特に美味しくてすぐにドライフルーツ売ってる店で買いました。また、ウォーターサーバーにはハーブが入っていて水が美味いし、ロウリュ用のアロマが置いてあるし、コメントや絵を残すためのノートがあったり俺たちのバイブル『マンガ サ道』の原画が置いてあったりと至れり尽くせりでした。

 

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おすすめはいちじく

 

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紙コップもイケてる…!

 

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バイブルです。

今回サウナのために遠方から集まるようなサウナ好きが集まっているので、みなさんのサウナへの愛も感じられたのがよかったですね。サウナ室で他の方がスッ……と自分の世界に入ってサウナを味わっているのを横で感じとるのがよかったです。やっぱサウナええよな…と自分の好きなものを他の人と共有するよろこびが感じられてよかったです。サウナ、ひとりで入るのも人と一緒に入るのも両方好きですね。今日は後者の良さを強く感じられてとても心地よかったです。やはりサウナは最高。

 

ということで4セットほどサウナ→アイスサウナ→休憩を回して写真撮ったりしてたら2時間は一瞬でした。ほんとに時間が流れるのがはやかった。着替えた後はグッズを売ってたりサウナにまつわる本やグッズが大量に置いてあるフロントをうろうろ。

 

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サウナグッズの棚

そしてフロントの奥にあるガラス張りの会議室にある黒板にはサウナが中央に据えられたマインドマップが…!

 

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これがサウナの奥深さ…

このマインドマップ、サウナに対するイメージのつながりがびっしりと書かれています。サウナのカルチャーとしての奥行きの広さがこのマインドマップに見事に表現されていますし、何よりこのサウナラボがそれを実践していることに感動しました。素晴らしい思想、サウナラボのファンになりました。次来たときはまた進化しているんだろうなと楽しみです。現在のサウナ文化のその先をサウナラボが担っているんだなと確信しましたね。

 

最後にエレベーター前のサウナラボの看板の前で集合写真を撮ってもらい、サウナラボを出ました。いやー、本当にいいところでした。想像してたやつの何倍もよかったです。サウナラボならびに集まってくださった皆さま、ありがとうございました!

このブログを最後まで読んでくださった方もありがとうございました!ぜひサウナラボへ行きましょう!サウナがイケてるカルチャーということが実感できますよ。

 

saunalab.jp

1月のふりかえり

・1月5日

大学の友達計6人で焼き肉食べたり居酒屋でカードゲームして遊んだりした。気楽で楽しかった。大学を出ると友達と会う機会が(特に複数人が集う感じのやつが)めっきり減ってしまったのでこういう機会は貴重だなと思う。別に会おうと思えば連絡すればいいんだけど、それ自体も面倒だなとか思ってしまいがちだ。特に大きな理由やきっかけもないと、ふと浮かんだ「そういえば、あいつ最近どうしてるかなあ」を流してしまう。昔からよく遊んでたとか共通の趣味とかあれば連絡取りやすいけど、そういうのが特にない人とは連絡取らなくなってしまう。仲のいい人と遊んでいれば楽しいしそれでいい。でも、このままだと疎遠になっていくだろう人のことをふと思うとそれはそれでちょっとかなしい気もする。ほっといたらそりゃそうなるわな、時は流れ続けるもんな、人は忘れるもんな、と当たり前の理由を割り当ててもそのかなしさが晴れるわけじゃなくて。でもこれは別に良いことでも悪いことでもなくて、避けられないことなんだろうな。普段は忘れてるけどたまに思い出してちょっとかなしくなって、考えてもどうにもならないのでまた忘れる。これの繰り返しをやっていくしかない。ここで難しいなと思うのが「たまに思い出す」ことを忘れてしまいがちだよなということで、だからといってたまに思い出すことを忘れるのを防ぐために何かしらの策を練るのは情緒がないのでダメだということ。定期的にやってくることではなく、たまに思い出すときの気分が大事。こういうのを食い止めるために、忘年会、新年会、同窓会みたいなのが儀式や行事として作られたんだろうな。

 

・1月13日

日曜日、サウナに入るため三宮へと向かう。今週は年末年始の休みが明けて仕事が始まったり、会社の新年会があったりとかで疲れがすごかった。仕事はいつも通りだけど、「なんでこんなことやってんだろうな…つまらん…」的な虚無が浮かびやすかった。こういうのは周期的なもので、別に仕事内容や労働環境が悪化したとかそういうのじゃなくて、気分的なものであることはわかってた。でも今回のは長期の休み明けということで気分の落ち込みが重く、わかっていてもしんどかった。そんなしんどい週の半ばに大学生の頃に読んでた人文書が急に読みたくなった。自分の読書記録からパッと目についたやつを4冊買った。今回は電子書籍ではなく紙の本で買った。電子書籍の方が場所取らないし持ち運び楽だし便利だけど、紙の本の良さももちろんある。紙で読んだ方が読んでるときに心の余裕があるような気がしてる。電子書籍だと情報を効率よく取得しています感が強くて、さっさと読んでしまう。内容をしっかりと味わいたいときはやっぱ紙の本の読書がいいな。注文していた本が土曜日に届き、三宮へと向かう電車の中では『暇と退屈の倫理学』を読むことにした。読み始めると、「うわ、、この内容今めちゃくちゃ読みたかったやつだ…」と一気に入り込む。今週落ちていた気持ちに対していい薬になったような感じがして救われた。ぼんやりとした不安や悩みに形を与えて、捉えなおすきっかけを与えてくれる人文書はありがたい。この本は学生のころ読んでたときも楽しんで読めた覚えはあるけど、今回の再読でもっとこの本のことが好きになったな。あんまり同じ本を繰り返し読むことないけど、地に足のついた読書体験って感じでよかった。

 

 ・1月27日

食べログアプリの新機能「コレクション」をちゃんと使い始める。チェックしていたお店を簡単にフォルダ分けできる機能で便利。去年の5月頃に食べログのプレミアム会員になってから食べログの恩恵を受けまくってる。何がいいかって、プレミアム会員になるとランキングが全部閲覧できるようになること。無料会員だと上位5店までしか見えないので全然探せないんよな。このランキング機能とスマホの位置情報を組合せて、「現在地から500m以内にあるラーメン屋」とかそういう条件を絞った検索できるようになるのが最高。位置情報が本当に便利。全然土地勘のない場所で駅名とか分からない場合でも自分の今いる場所を起点として検索できるのが助かる。春から東京に住み始めたときは、この食べログプレミアム会員のおかげで美味しいお店をガンガン開拓することができた。月額324円で外食で微妙なお店に当たる可能性をグッと減らせるのすごいお得だと思ってる。大学生のころはラーメンの開拓に心血を注いでいたけど、ここ最近はラーメンに限らず美味しいお店探しが趣味になりつつある。自炊もやるようになったし、食に対する認識が高まってきてますね。コレクション機能はチェックしているお店が膨大になりすぎて選ぶのに困っていた現状を打破するために使ってます。「昼に行きたい店」「会社帰りに行きたい」「気になるラーメン屋」とかそういうカテゴリにして、優先的に行きたいまだ行っていない店を登録してます。現在地からの範囲検索というよりも、お店が目的になってます。「今いる場所がここだからあのお店に行く」ができているので、それに加えて「あの店に行くためにあの場所に行く」もやりやすくなるはず。カテゴリにお店登録しすぎて検索性悪くならないように注意していきたいと思います。

 

●1月のいろいろ

・年末から続く扁桃腺炎で1/3までダウン。口内炎がヤバ過ぎてまともにメシも食えなくてつらかった。

・病み上がりの中、久しぶりの実家。台風で物干し場の屋根がなくなってたの以外は特に何も変わらず。もうすぐリフォームとかするらしい。

・研修のために東京。神田はランチ環境が良かった。

・今やってる業務に関する資格試験に無事合格。資格取れるとやっぱうれしい。

刀剣乱舞の映画を観た。まったくの無知だったけど面白かった。

・上司の提案プレゼンについていく。お客さんと名刺交換するときに「あの甲子園を沸かせたエースと同姓同名じゃないすか!」といじってもらう。こういうの助かる。

・友人と神戸のサウナへ。サウナと三宮の美味いメシと近況報告で楽しかった。

・納豆専門店の納豆が超うまい。