サウナは五感を揺さぶるエンターテイメントだということをわかってほしい

先日、サウナの聖地しきじに初訪問してサウナに対する愛が爆発しているのでサウナへの愛を書きます。
サウナは本当に最高なヤツなので、自分が「好きだ!」と思うところを熱く書いていきます。サウナ体験を「五感」に分けて書きます。
サウナが好きな方も、サウナを憎む方も、すべてのサウナ関係者に届け!!

 

 

触覚 

温度と湿度のバランスサウナ室。自分の身体がどう感じているのか、肌感覚が命です。感覚を研ぎ澄まされていきます。僕は高温多湿なサウナ室が好きですね。カラッカラよりも湿度が高くてモワッとした方が好きです。発汗が多くなりやすいのが好きなのかもしれないです。
 
水風呂は温度と水質ですね。温度は低ければ低い方がいいという方が多いです。僕も低いのが好きですね。ですが、単に水風呂の低さというよりも、サウナ室と水風呂の温度差が大事だと思います。どちらかを欠いてサウナの良さを語ることはできないです。サウナ室と水風呂は2つで1つ、初代プリキュア的関係にあります。あとは、水深も大事ですね。深い方が一気に身体が冷えるのでたまらんです。温度差で血が身体全体を駆け巡ります。手足がビリビリする感覚がしたら勝ちです。この感覚がサウナ体験最大の楽しみです。いわゆる「ととのい」がはじまったなとニヤニヤしてしまいます。あとは休憩スペースで休むだけ。心臓がドクドクして身体がズンと重くなってきます。そして頭がグルングルン回るような感覚、世界が回っているような感覚に陥ってきます。これがととのいです。マジでたまらない。この感覚が過ぎると身体は軽くなり、疲れがぶっ飛びます。科学的には、血が巡ることで溜まっていた乳酸が無くなるから疲れが取れるらしいです。この一連のセッションを数回繰り返すことで気持ちよくなるんですよ。
 
次に水質ですが、カルキ臭や塩素臭がすると何か違和感がありますね。見た目は分からないんですけど、入ってみると何かしっくりこない感じが拭えないんですよ。天然水が最高ですが、そうでなくても水質浄化に力を入れている施設の水風呂は違いますね。水質については、以下の記事がとても勉強になりました。
 
 

視覚 

目からの情報が少ないこと、これに尽きます。この観点からは、舞浜ユーラシアのケロサウナが一番好きです。サウナ室全体がログハウスになっていて、オレンジの灯が小さくあって暗めなのがとても落ち着きます。視覚的な情報がこれだけってのがいい。
 
普段の生活だと、勝手に色んな情報が目に飛び込んでくるんですけど、サウナ室ではそれが最小限になるのが良いんですよ。過度な情報がシャットアウトされる空間がいい。灯を見つめているだけの時間、普通の生活の中ではなかなか取りづらいですが、サウナ室だとそれが容易にできるのが好きですね。最近流行りの「マインドフルネス」もこういうサウナ室だとすごい捗ると思います。自分の内面を見つめやすい、瞑想しやすい空間ってこういうところだと思ってます。
 
 

嗅覚 

木のいい香りがするサウナ室が好きですね。また、アロマや薬草が香るサウナ室もたまらないです。そういうサウナ室に入った後には、のどや鼻がスッキリしたような気がします。
 
ロウリュウをやってる施設では、アロマオイルが入っている水をサウナストーンにかけてくれますね。サウナ室にアロマの香りが充満するの、最高ですよ。
また、ロウリュウがなくてもアロマオイルを持参してタオルに数的垂らしてたのしむってのもアリです。クラウドファンディングで「携帯するロウリュウ」という試みも行われています。サウナの体験を最大限たのしもうとする動き、好きです。応援してます。
 
香りでいくと、スカイスパは大好きですね。施設内すべてがいい香り。エレベーターの扉が開いた瞬間にアロマの香りがするのズルくないですか??入店するだけで既にととのいがはじまってしまいます。
 

聴覚 

サウナ室はテレビが付いていることが多いです。テレビに集中できるので、サウナ室に長居しやすいってのも分かります。でも、僕はテレビの音に集中して耳を傾けることは少なくて、「何かしらの音が聞こえてくるな〜」くらいの感覚が好きですね。もっと言えば、小さいオルゴールの音や無音のサウナ室が好きです。音が少ない方が落ち着けるし、情報が少ない方が自分自身の感覚に集中しやすい空間になるので好きですね。
なので、テレビ付きのサウナ室に入ると、「このサウナ室を無音で感じたいな〜〜」と思うことがよくあります。
あらゆるサウナ施設で働く方々、「静寂のサウナDay」をイベントとして開催してくれると嬉しいです。よろしくお願いします!
 
また、無音だとサウナストーブの「ジュワァ〜」音とかがよく聞こえていいと思うんですよ。あの音は最高ですよ。サウナストーンに水がかかるあの瞬間の音、たまんないですよ。セルフロウリュはあの音を自分で生み出せるので大好きですね。
 
それと、サウナの音でこの前感動したのは、しきじの水風呂の滝の音ですね。上から降ってくるとんでもない量の水は、マジの爆音。会話もままならないレベルの爆音。でもこれがめちゃくちゃいい。休憩中にこの滝の爆音で雑念が消えるのがいいんです。雑念が浮かぶ前に滝の音に注意を持っていかれるからなんだと思う。しきじの爆音滝は例外的だけど、音はととのいを促進する要因として大事なんだなとの気づきを得ましたね。流石の聖地です。
 
 

味覚 

サウナ飯はめちゃくちゃに美味いです。サウナ飯ってのは、サウナ後に食べるメシのことです。お酒も含みます。サウナ後のビールやハイボールは最高でしかない。非アルコールなら、ポカリスエット三ツ矢サイダーオロナミンCもいいですね。懐かしのフルーツ牛乳やコーヒー牛乳も良さがあります。
喉を潤した後にはご飯ですよ。焼いた肉と白いご飯がこんなにも美味くなるタイミングはそうそうない。何を頼むか迷ったら、しょうが焼き定食を注文しましょう。絶対に後悔しない最高の選択です。
 
辛いものも良いですね。代謝がよくなっているので汗が吹き出しまくります。特にスカイスパのキムチチゲが大好きです。あれは絶対に食べた方がいいですよ、ガチで美味い。
 
サウナは食のポテンシャルを最大限発揮させる最高のスパイスです。施設にレストランや食堂が併設されているといいですね。そうでなくとも、施設の近くにいい感じのお店があればオッケーです。メシへの導線は、サウナ体験を決定づける大事なところなのです。
 

まとめ

たくさんの要因が組み合わさってひとつの体験を形成しているなと思います。
こんなにたくさんの要因があるんだから、その組み合わせは無限。だからこそ、色んなサウナ施設へ出向いて知らない体験との出会いを求める楽しさがある。
もちろん同じサウナ施設だって、日によって変化があるので通いつめるのもいいですよね。「ホームサウナが最高」説ですね。
また、この前の訪問から時間が空いてから行くと「あー!やっぱりこれだよ!」と絶対的な正解感が得られて感激するのもいいですね。
 
サウナ施設を作り上げ、維持するのは裏側の多大な労力が必要になるんだと思います。素晴らしいサウナ環境をととのえてくださる従業員の方々には感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。いつもありがとうございます!
 
この文章は五感という外界との接点にフォーカスしましたが、外界からの刺激を受け取る自分自身のコンディションも大きな要因だと思います。日常のあれこれを忘れて、非日常へとトリップできるのがサウナ体験のよろこびです。
もっと多くの人とこの体験のよろこびを分かち合いたい!!みんなサウナ行けよ!!
以上、好きなことを書き連ねただけの文章でした。読んでいただきありがとうございました〜!良きサウナライフを〜